— CASE 026 / 2025
Cloud Core Banking
Engineering — Cloud Native Architecture
Engineering Finance PoC

— Case Study 026 大手金融機関向け
クラウドネイティブ勘定系基盤の設計・PoC

国内メガバンクの次期勘定系プロジェクトにおいて、クラウドネイティブな分散アーキテクチャの実現可能性を検証。14か月・32名体制で、性能・可用性・規制対応の3軸から「本番に耐える設計」を実証しました。

Project Cover Distributed Ledger Core — 分散勘定系アーキテクチャ
SL / CASE #026 · 2024–2025
Client
国内メガバンク
(金融持株会社)
Industry
金融 /
銀行・勘定系
Duration
14か月
Team
32名
TPS
12,000tps

01Background

Background — 課題背景

クライアントの現行勘定系は、30年以上にわたり拡張を重ねてきたメインフレーム基盤。安定稼働の一方で、新商品の投入に平均9か月を要するなど、ビジネススピードの制約が経営課題として顕在化していました。
次期システムの方式検討にあたり、経営層は「クラウドで本当に勘定系が動くのか」という問いに、定量的な答えを求めていました。

  • 新商品・新サービス投入のリードタイムが平均9か月
  • 夜間バッチへの依存により、24時間365日のリアルタイム処理が困難
  • 保守要員の高齢化と、特定ベンダーへの技術ロックイン

02Approach

Approach — アプローチ

私たちは、アーキテクト・SRE・金融業務コンサルタントからなる混成チームを編成。勘定系に求められる「強整合性」と、クラウドネイティブの「水平スケール」を両立させる設計パターンを、複数案の比較検証で絞り込みました。

  • フェーズ1(3か月)要件整理 — 非機能要件の棚卸しと、FISC安全対策基準へのマッピング
  • フェーズ2(5か月)方式設計 — イベントソーシング+分散SQLによる3案を比較評価
  • フェーズ3(6か月)PoC — 本番相当の取引データで性能・障害試験を実施
「"できるかどうか"ではなく、"どう運用するか"まで示してくれたことが、意思決定の決め手になった。」クライアント CIO 談— Steering Committee, 2025.02
— 03 — Results / 成果
12,000tps
ピーク時処理性能
現行比 約3倍を実証
RPO 0
データ損失ゼロ
リージョン障害試験で確認
9か月 → 3か月
商品投入リードタイム
設計上の短縮見込み

04Beyond

Beyond — 継続支援

PoCの結果を受け、クライアントは次期勘定系の基本方針としてクラウドネイティブ方式の採用を決定。現在は基本設計フェーズに移行し、STYLELABはアーキテクチャ・ガバナンスの立場で継続参画しています。

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